117C061|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
部分床義歯のリラインの印象採得に適しているのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
部分床義歯のリライン印象材には、義歯床粘膜面で安定し、辺縁と顎堤粘膜を精密または機能的に記録できる材料を選びます。
解説
アクリル系印象材は義歯床へ付着しやすく、粘膜調整材や機能印象材として使用できます。シリコーンゴム印象材は弾性回復と寸法安定性に優れ、アンダーカットを含む部分床義歯症例でも撤去しやすいため、リラインの印象採得に適します。
リラインでは義歯の咬合と位置を保ったまま、床下粘膜との間隙を正確に記録することが重要です。印象材の厚み、接着剤、辺縁形態を管理します。
選択肢の確認
a.寒天印象材
誤り。
寒天印象材は可逆性ハイドロコロイドで、専用装置や保水管理が必要であり、義歯をトレーとするリライン印象には一般的ではありません。
b.石膏印象材
誤り。
石膏印象材は硬化後に脆く、アンダーカットのある部分床義歯症例では撤去が困難です。
c.アクリル系印象材
正しい。
アクリル系印象材は義歯床へ保持され、機能印象や直接リラインの印象に用いられます。
d.シリコーンゴム印象材
正しい。
シリコーンゴム印象材は弾性と寸法安定性に優れ、精密なリライン印象に適します。
e.ユーティリティワックス
誤り。
ユーティリティワックスはトレー辺縁の延長やブロックアウトなどに用い、精密印象材ではありません。
覚えるポイント
- 部分床義歯ではアンダーカットから安全に撤去できる弾性材料が有利。
- アクリル系材料は機能印象、シリコーンは精密印象に用いられる。
- リライン時も咬合位と義歯の位置を保つ。