117C059|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
MRSA 陽性患者に対する周術期口腔機能管理の際に必要なのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
MRSAは主に接触によって伝播するため、標準予防策に接触感染予防策を追加します。
解説
標準予防策はすべての患者の血液、体液、分泌物、排泄物、損傷皮膚、粘膜を感染性があるものとして扱い、手指衛生、個人防護具、器材処理などを行う基本です。
MRSA陽性患者では、手や汚染環境を介した接触伝播を防ぐため、手袋・ガウンの適切な使用、患者周囲環境と器材の清拭・専用化などの接触感染予防策を追加します。
感染対策上のポイント
保菌のみでも標準予防策は必須です。処置内容、排菌部位、施設方針に応じて追加予防策を選びます。
選択肢の確認
a.標準予防策
正しい。
MRSA陽性の有無にかかわらず、すべての患者に標準予防策を実施します。
b.空気感染予防策
誤り。
MRSAは結核や麻疹のような空気感染を主経路としません。
c.経口感染予防策
誤り。
経口感染は汚染された飲食物などを介する感染経路で、MRSAへの基本的追加策ではありません。
d.垂直感染予防策
誤り。
垂直感染は母から児への感染を指し、周術期口腔管理での追加予防策ではありません。
e.接触感染予防策
正しい。
MRSAは手指や環境表面を介する接触伝播を起こすため、接触感染予防策が必要です。
覚えるポイント
- 標準予防策は全患者に実施する。
- MRSAには接触感染予防策を追加する。
- 手指衛生と環境・器材の清拭が重要。