117D046|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
日帰り全身麻酔の禁忌はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・b
正答
a、b
この問題のポイント
日帰り全身麻酔では、短時間で安全に回復し帰宅できることが前提です。困難気道と緊急手術は適しません。
解説
開口障害がある患者では気管挿管や緊急時の気道確保が難しくなる可能性があり、十分な設備と術後管理ができる入院環境が必要です。緊急手術では術前評価や絶食時間が不十分なことがあり、術後経過も予測しにくいため日帰りの対象外です。
一方、不随意運動、異常絞扼反射、局所麻酔薬アレルギーは、全身麻酔を選択する理由となることがあります。
選択肢の確認
a.開口障害を有する患者
正しい。開口障害は困難気道の危険を高め、日帰り全身麻酔の安全性を損なうため禁忌となります。
b.緊急手術を要する患者
正しい。緊急手術は十分な術前評価や日帰りに適した周術期計画を立てにくく、禁忌です。
c.不随意運動の著しい患者
誤り。不随意運動が著しく通常の歯科治療が困難な患者では、全身麻酔が適応となることがあります。
d.異常絞扼反射を有する患者
誤り。異常絞扼反射が強い患者でも、全身麻酔により治療可能となることがあります。
e.局所麻酔薬アレルギーを有する患者
誤り。局所麻酔薬アレルギーが確認された患者では、全身麻酔が代替手段となり得ます。
覚えるポイント
- 日帰り麻酔は全身状態安定、予定手術、確実な気道が前提。
- 困難気道は入院可能な環境で管理する。
- 不随意運動や強い絞扼反射は全身麻酔の適応になり得る。