117D050第117回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科法規・医療制度

口腔扁平上皮癌に対する1 日1 回照射、1 回線量2 Gy の外部照射法による根治 的放射線治療として推奨されている線量はどれか。1 つ選べ。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

口腔扁平上皮癌の根治的外部照射では、通常分割照射で腫瘍制御に必要な総線量66~70 Gy前後が用いられます。

解説

1回2 Gy、1日1回の通常分割では、週5回照射として数週間かけて治療します。根治照射では正常組織の耐容線量を考慮しながら、原発巣と所属リンパ節に十分な線量を投与します。

低い総線量は術前・術後照射や緩和照射など別の目的で用いられることがあり、76 Gy以上では正常組織障害が増えるため一般的な推奨範囲ではありません。

選択肢の確認

a.36~40 Gy
誤り。36~40 Gyは根治的治療としては不足し、緩和照射などで用いられる線量域です。

b.46~50 Gy
誤り。46~50 Gyは潜在的リンパ節領域などに用いることがありますが、原発口腔扁平上皮癌の根治線量としては不足します。

c.56~60 Gy
誤り。56~60 Gyは術後照射などで用いられることがありますが、通常分割の根治照射の代表値ではありません。

d.66~70 Gy
正しい。1回2 Gyの通常分割による根治的外部照射では66~70 Gyが推奨される線量域です。

e.76~80 Gy
誤り。76~80 Gyは正常組織障害の危険が高く、一般的な通常分割根治照射の推奨範囲を超えます。

覚えるポイント

  • 通常分割は1回2 Gyが基本。
  • 口腔扁平上皮癌の根治線量は66~70 Gy前後。
  • 総線量は治療目的と正常組織耐容線量で変わる。

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