117D071|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科補綴学
インプラント窩の形成時に熱傷を生じやすい骨のCT 値(HU)は ① 以上で ある。 ①に入るのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: b
正答
b
この問題のポイント
インプラント窩形成では、緻密で硬い骨ほど切削抵抗が大きく、摩擦熱による骨熱傷を起こしやすくなります。
解説
CT値が高い骨は一般に骨密度が高く、ドリリング時の発熱が大きくなります。本問では850 HU以上が熱傷を生じやすい目安です。
骨熱傷を防ぐには、十分な注水、鋭利なドリル、適切な回転数と断続的切削、過度な押し付けの回避が重要です。高密度骨では形成トルクや埋入トルクにも注意します。
選択肢の確認
a.1,100
誤り。1,100 HUは高密度骨に相当しますが、本問で問う熱傷リスク上昇の基準値はこれより低い850 HUです。
b.850
正しい。CT値850 HU以上の高密度骨では切削時の発熱が大きく、熱傷に注意します。
c.600
誤り。600 HUは本問の基準値に達しません。
d.350
誤り。350 HUは比較的低密度の骨で、設問の熱傷リスク基準ではありません。
e.100
誤り。100 HUは低密度であり、本問の高密度骨の基準ではありません。
覚えるポイント
- 高CT値の骨は切削抵抗と発熱が大きい。
- 熱傷予防は十分な注水と断続的切削。
- 本問の基準は850 HU以上。