117D084|第117回 歯科医師国家試験 過去問
全身管理医学・全身疾患
血液透析療法導入の指標となるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
腎機能低下の評価では、血清クレアチニンとそれに基づくeGFRが重要で、透析導入判断の基礎になります。
解説
クレアチニンは筋代謝に由来し、主に腎臓から排泄されます。糸球体濾過機能が低下すると血清クレアチニンが上昇し、慢性腎不全の重症度評価に用いられます。
ただし、透析導入はクレアチニン値だけで機械的に決めるのではなく、尿毒症症状、体液過剰、高カリウム血症、酸塩基異常、栄養状態などを総合して判断します。
選択肢の確認
a.葉 酸
誤り。葉酸はDNA合成や造血に関与し、欠乏すると巨赤芽球性貧血を生じます。
b.アミラーゼ
誤り。アミラーゼは膵・唾液腺疾患などで変動する酵素です。
c.サイログロブリン
誤り。サイログロブリンは甲状腺濾胞で合成されるタンパク質です。
d.クレアチニン〈Cr〉
正しい。クレアチニンは腎機能低下で上昇し、透析療法導入を検討する際の重要指標です。
e.トリグリセリド〈TG〉
誤り。トリグリセリドは脂質代謝の指標で、透析導入の直接的指標ではありません。
覚えるポイント
- 腎機能評価はCrとeGFR。
- 透析導入は数値だけでなく尿毒症症状や電解質異常を総合判断する。
- 歯科では出血傾向、薬剤排泄、透析日を確認する。