118A017|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
神経筋接合部の模式図を示す。 アが結合して活性化されるイはどれか。1 つ選べ。

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正解: e
正答
e
この問題のポイント
神経筋接合部では、運動神経終末から放出されたアセチルコリンが、筋終板のニコチン性アセチルコリン受容体に結合します。
解説
運動神経に活動電位が到達すると、神経終末の電位依存性Ca2+チャネルが開き、アセチルコリンがシナプス間隙へ放出されます。
アセチルコリンが筋終板のニコチン性アセチルコリン受容体に結合すると、受容体内蔵型陽イオンチャネルが開き、終板電位が生じます。その後、隣接する電位依存性Na+チャネルが開いて筋線維に活動電位が広がります。
画像の確認
実画像では、運動神経終末から放出された粒子アがシナプス間隙を介して筋細胞膜上のイへ結合する模式図が描かれている。イは神経筋接合部のニコチン性アセチルコリン受容体であり、正答eを支える。
選択肢の確認
a.リアノジン受容体
誤り。
リアノジン受容体は筋小胞体膜にあり、筋小胞体から細胞質へのCa2+放出を担います。神経筋接合部でアセチルコリンが直接結合する受容体ではありません。
b.アドレナリンα1 受容体
誤り。
アドレナリンα1受容体はGタンパク質共役受容体で、主に血管平滑筋収縮などに関与します。
c.電位依存性Na+チャネル
誤り。
終板電位による膜の脱分極で開きますが、アセチルコリンが直接結合して活性化するチャネルではありません。
d.電位依存性Ca2+チャネル
誤り。
運動神経終末では活動電位によって開き、アセチルコリン放出を促します。アセチルコリンが直接結合する受容体ではありません。
e.ニコチン性アセチルコリン受容体
正しい。
筋終板にあるリガンド作動性陽イオンチャネルで、アセチルコリンが結合すると開口します。
覚えるポイント
- 運動神経終末では電位依存性Ca2+チャネルが開きます。
- 筋終板ではニコチン性アセチルコリン受容体が活性化されます。
- 終板電位に続いて電位依存性Na+チャネルが開きます。