118A023第118回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

舌咽神経の働きはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d

正答

b、d

この問題のポイント

舌咽神経は、舌後方の味覚・知覚、咽頭知覚、茎突咽頭筋の運動、耳下腺分泌、頸動脈小体・頸動脈洞からの求心性情報を担います。

解説

舌咽神経は第IX脳神経です。頸動脈小体は血中酸素分圧の低下などを感知する化学受容器で、その求心路は舌咽神経を通ります。

舌後方3分の1の味覚も舌咽神経が伝えます。有郭乳頭は分界溝の前方に並びますが、味覚は舌咽神経支配である点が重要です。

ひっかけポイント
舌の前方3分の2の味覚は顔面神経、一般知覚は三叉神経、舌運動は舌下神経です。

選択肢の確認

a.舌の運動
誤り。
舌筋の運動は主に舌下神経が支配します。口蓋舌筋は迷走神経支配です。

b.酸素分圧の感知
正しい。
頸動脈小体が動脈血の酸素分圧低下などを感知し、その情報が舌咽神経を介して中枢へ伝わります。

c.食道の蠕動運動
誤り。
食道運動は主に迷走神経と腸管神経系によって調節されます。

d.有郭乳頭の味覚
正しい。
有郭乳頭の味覚は舌咽神経が伝えます。

e.顎下腺の唾液分泌
誤り。
顎下腺・舌下腺への副交感神経は顔面神経の鼓索神経を経由します。舌咽神経は耳下腺分泌に関与します。

覚えるポイント

  • 舌咽神経は舌後方3分の1の味覚を伝えます。
  • 頸動脈小体・頸動脈洞からの求心路は舌咽神経です。
  • 舌咽神経の副交感線維は耳下腺分泌に関与します。

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