118A041|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
口唇粘膜への触刺激の情報を統合し、触覚を生み出すのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
感覚経路では、受容器が刺激を電気信号へ変換し、脳幹と視床を経て、大脳皮質一次体性感覚野で意識的な触覚として認識されます。
解説
口唇の触刺激は機械受容器で受容され、三叉神経を通って三叉神経主感覚核へ伝わります。その後、視床後内側腹側核を経由し、中心後回にある一次体性感覚野へ投射されます。
一次体性感覚野では、刺激の部位、強さ、性質などが統合され、触覚として知覚されます。
選択肢の確認
a.三叉神経節
誤り。
一次感覚ニューロンの細胞体が存在しますが、触覚を意識的に生み出す中枢ではありません。
b.Meissner 小体
誤り。
軽い触刺激を受容する機械受容器です。刺激の変換を担いますが、感覚の統合・認知は行いません。
c.三叉神経主感覚核
誤り。
顔面・口腔の触圧覚を中継・処理する脳幹核ですが、意識的な触覚の最終的な形成部位ではありません。
d.視床後内側腹側核
誤り。
顔面領域の体性感覚を大脳皮質へ中継する視床核です。
e.大脳皮質一次体性感覚野
正しい。
上行してきた感覚情報を統合し、刺激部位と性状を意識的な触覚として認識します。
覚えるポイント
- 受容器 → 三叉神経主感覚核 → VPM → 一次体性感覚野です。
- VPMは顔面、VPLは体幹・四肢の感覚を中継します。
- 意識的知覚は大脳皮質で成立します。