118B010第118回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学病理・微生物・免疫

Quincke 浮腫の原因はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

Quincke浮腫は急性に生じる血管性浮腫で、アレルギー反応などによって皮下・粘膜下組織が腫脹します。

解説

Quincke浮腫では、口唇、眼瞼、舌、咽頭などに境界不明瞭な腫脹が急速に生じます。アレルギー性ではヒスタミンなどにより血管透過性が亢進します。薬剤などによるブラジキニン関連の血管性浮腫もあります。

歯科診療では舌や咽頭に腫脹が及ぶと気道閉塞の危険があるため、呼吸状態を直ちに評価します。

全身管理上の注意点
嗄声、吸気性喘鳴、呼吸困難、舌・咽頭の急速な腫脹があれば、気道緊急として対応します。

選択肢の確認

a.外 傷
誤り。
外傷では局所の炎症や血腫による腫脹を生じますが、Quincke浮腫の代表的原因ではありません。

b.貧 血
誤り。
貧血は酸素運搬能の低下を来す状態であり、急性の血管性浮腫を起こす原因ではありません。

c.動脈硬化
誤り。
動脈硬化は動脈壁の慢性変化であり、Quincke浮腫の原因ではありません。

d.アレルギー
正しい。
アレルギー反応による血管透過性亢進は、Quincke浮腫の代表的原因です。

e.ウイルス感染
誤り。
ウイルス感染で粘膜腫脹を生じることはありますが、Quincke浮腫の典型的な原因として選ぶものではありません。

覚えるポイント

  • Quincke浮腫は血管性浮腫です。
  • アレルギー性では血管透過性亢進により腫脹します。
  • 舌・咽頭の腫脹では気道確保を最優先します。

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