118B029|第118回 歯科医師国家試験 過去問
45 歳の男性。下顎右側第一大臼歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。 診察の結果、⑦6 ⑤ ブリッジによる補綴処置を行うこととした。仮着時の口腔内 写真(別冊No. 5A)と2 週後のプラーク染め出し後のブリッジの写真(別冊No. 5B) を別に示す。 口腔清掃指導時に特に配慮するのはどれか。2 つ選べ。

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正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
ブリッジでは支台歯隣接面とポンティック基底面が清掃困難部位です。補助清掃用具を部位に合わせて選びます。
解説
歯間ブラシは、歯間空隙やブリッジ周囲へ無理なく挿入できるサイズを選びます。大きすぎると歯肉を傷つけ、小さすぎると清掃効率が低下します。
スポンジ状フロスは、硬いスレッダー部分をポンティック下へ通し、膨らんだ部分でポンティック基底面と支台歯隣接面を清掃できます。
画像の確認
実画像では、ブリッジのポンティックと支台装置の連結部周囲に染め出されたプラークが多く残っている。狭い歯間部には適切なサイズの歯間ブラシとポンティック下を通せるスポンジ状フロスが必要であり、正答c・eを支える。
選択肢の確認
a.洗口剤の使用
誤り。
洗口剤は補助的に用いることがありますが、ブリッジ下の付着性プラークを機械的に除去する主手段にはなりません。
b.歯磨剤の薬用成分
誤り。
歯磨剤の薬用成分も補助的ですが、清掃困難部位へ器具を適合させることの方が本症例では重要です。
c.歯間ブラシのサイズ
正しい。
歯間ブラシは歯間空隙に合うサイズを選択することで、支台歯周囲を効率よく清掃できます。
d.歯ブラシの毛の材質
誤り。
歯ブラシ毛の材質よりも、ポンティック下や歯間部へ届く補助清掃用具の選択が重要です。
e.スポンジ状フロスの使用
正しい。
スポンジ状フロスはポンティック下へ通しやすく、ポンティック基底面と支台歯隣接面の清掃に適します。
覚えるポイント
- ブリッジではポンティック下と支台歯隣接面を清掃します。
- 歯間ブラシは空隙に合うサイズを選びます。
- スポンジ状フロスはポンティック下の清掃に有効です。