118B053|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
歯肉切除術の治療過程を示す。 口腔内消毒 → ① → ② → ③ → ④ → ⑤ → 歯周パック ③に入るのはどれか。1 つ選べ。 ただし、①~⑤はa~eのいずれかに該当する。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
歯肉切除術の基本順序は、浸潤麻酔、ポケット底の印記、切開、スケーリング・ルートプレーニング、歯肉整形、歯周パックです。
解説
口腔内消毒後、まず浸潤麻酔を行います。次にポケットマーカーなどでポケット底を外面へ印記し、印記点の根尖側を通るように外斜切開を加えて病的歯肉を切除します。
切除後は残存歯石や炎症性肉芽組織を除去し、歯根面を滑沢にします。その後、歯肉辺縁を生理的形態へ整える歯肉整形を行い、必要に応じて歯周パックで創面を保護します。
手順問題の解き方
侵襲的操作の前に麻酔、切開前に切除線の指標となる印記、切開後に根面処置と形態修正を行います。
選択肢の確認
a.切 開
正しい。
③には切開が入ります。浸潤麻酔とポケット底の印記を行った後、印記を基準として病的歯肉を切除します。
b.歯肉整形
誤り。
歯肉整形は切開と根面処置の後に、歯肉辺縁を滑らかで生理的な形態へ整える工程です。③より後です。
c.浸潤麻酔
誤り。
浸潤麻酔は最初の工程である①に相当します。
d.ポケット底の印記
誤り。
ポケット底の印記は切開線を決めるため、浸潤麻酔後、切開前に行う②の工程です。
e.スケーリング・ルートプレーニング
誤り。
スケーリング・ルートプレーニングは歯肉を切除して根面を明視できるようにした後に行います。
覚えるポイント
- 順序は麻酔→印記→切開→根面処置→歯肉整形です。
- ポケット底の印記は切開線の指標になります。
- 歯周パックは創面保護の最終工程です。