118B074|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学病理・微生物・免疫
Spaulding 分類における滅菌・消毒の水準で考慮するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
Spaulding分類は、器具が接触する組織と用途に基づいて、クリティカル、セミクリティカル、ノンクリティカルに分類します。
解説
無菌組織や血管内へ侵入するクリティカル器材は滅菌が必要です。粘膜や損傷皮膚へ接触するセミクリティカル器材は原則として滅菌し、困難な場合は高水準消毒を行います。健常皮膚だけへ接触するノンクリティカル器材は低〜中水準消毒を行います。
感染対策上のポイント
必要な処理水準は患者の既知の感染症の有無ではなく、器材の使用部位で決めます。すべての患者へ標準予防策を適用します。
選択肢の確認
a.感染症の種類
誤り。
感染症の種類で器具の基本的な処理水準を変えるのではなく、標準予防策の考え方で使用部位・用途から決めます。
b.器具の耐熱性
誤り。
耐熱性は蒸気滅菌、低温滅菌、消毒薬など具体的な方法を選ぶ際に考慮しますが、必要な水準そのものを決める基準ではありません。
c.器具の使用回数
誤り。
単回使用か再使用かは管理上重要ですが、Spaulding分類の分類基準ではありません。
d.器具の使用部位・用途
正しい。
器具が無菌組織、粘膜、健常皮膚のどこへ接触するかという使用部位・用途で処理水準を決めます。
e.滅菌・消毒した器具の保管期間
誤り。
保管期間は滅菌後の包装・保管管理に関係しますが、Spaulding分類の処理水準を決める項目ではありません。
覚えるポイント
- クリティカル器材は滅菌します。
- セミクリティカル器材は原則滅菌、困難なら高水準消毒です。
- 分類基準は器具の使用部位・用途です。