118B080|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
口内法エックス線画像(別冊No. 26)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
上顎臼歯部の口内法エックス線画像では、上顎洞内を走る線状不透過像として上顎洞の隔壁を識別します。
解説
上顎洞の隔壁は、上顎洞内に突出する骨性の隔てで、エックス線画像では洞内を横切る比較的細い不透過線としてみられます。インプラント治療や上顎洞底挙上術では、隔壁の位置が手術操作へ影響します。
画像の確認
実画像では、矢印が上顎洞内を上下方向に走り洞腔を部分的に区切る細い不透過線を示している。上顎洞内の骨性隔壁に一致し、正答cを支える。
選択肢の確認
a.梨状口
誤り。
梨状口は鼻腔前方の骨性開口で、上顎前歯・犬歯部付近にみられる曲線状不透過像です。
b.骨膜反応
誤り。
骨膜反応は骨表面に新生骨が形成された病的所見で、上顎洞内の正常な線状構造ではありません。
c.上顎洞の隔壁
正しい。
上顎洞の隔壁は洞内へ突出する骨性構造で、線状不透過像として描出されます。
d.上顎骨頰骨突起
誤り。
上顎骨頰骨突起は上顎第一大臼歯付近にU字形またはJ字形の強い不透過像としてみられます。
e.顎骨囊胞の骨硬化縁
誤り。
顎骨囊胞の骨硬化縁は病変周囲を囲む境界性不透過像です。上顎洞内の正常隔壁とは位置と形態が異なります。
覚えるポイント
- 上顎洞隔壁は洞内の線状不透過像です。
- 上顎骨頰骨突起は大臼歯部のU字・J字状不透過像です。
- 正常解剖像と病変の硬化縁を区別します。