118C028|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
染色体数が45 であり、低身長、性腺機能不全、翼状頸、外反肘などがみられる。 この先天異常の顎口腔領域における特徴はどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
染色体数45、低身長、性腺機能不全、翼状頸、外反肘からTurner症候群を診断し、口腔所見を選びます。
解説
Turner症候群は通常45,Xの性染色体異常で、女性に生じます。低身長、性腺機能不全、翼状頸、外反肘、心血管系・腎の異常などを伴います。
顎口腔領域では高口蓋、小下顎、歯列不正、歯の形態異常や萌出異常などがみられることがあります。全身疾患の特徴から症候群を同定してから、代表的な口腔所見へ結び付けます。
歯科診療上の注意点
心血管系異常の有無、成長ホルモンやホルモン補充療法、血圧などを確認します。
選択肢の確認
a.高口蓋
正しい。Turner症候群では高口蓋が代表的な顎口腔所見の一つです。
b.溝状舌
誤り。溝状舌はDown症候群などでみられることがありますが、Turner症候群の代表所見ではありません。
c.上顎劣成長
誤り。上顎劣成長はCrouzon症候群などで重要な所見で、Turner症候群を特徴付ける所見ではありません。
d.タウロドント
誤り。タウロドントはKlinefelter症候群などとの関連が知られ、Turner症候群の代表所見ではありません。
e.エナメル質減形成
誤り。エナメル質減形成はさまざまな全身疾患や局所因子で生じますが、本問で最も典型的なのは高口蓋です。
覚えるポイント
- 45,XはTurner症候群です。
- 全身所見は低身長、性腺機能不全、翼状頸、外反肘です。
- 顎口腔所見では高口蓋を押さえます。