118D062|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
パラタルアーチの使用目的はどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
パラタルアーチは左右の上顎大臼歯を口蓋側で連結し、固定源の強化や大臼歯の位置・回転の調整に用います。代表的な目的は上顎大臼歯の捻転改善です。
解説
上顎第一大臼歯は近心舌側回転していることがあり、パラタルアーチに屈曲を加えることで回転を修正できます。左右の大臼歯を連結するため、固定源の維持や空隙保持にも利用されます。
急速拡大装置のように正中口蓋縫合を開いて歯槽基底弓を拡大する装置ではありません。
選択肢の確認
a.舌突出癖の除去
誤り。
舌突出癖の除去にはタングクリブなどの習癖除去装置を用います。
b.上顎前歯の唇側傾斜
誤り。
上顎前歯の唇側傾斜を直接行うことはパラタルアーチの主目的ではありません。
c.上顎犬歯間幅径の増大
誤り。
上顎犬歯間幅径の増大を目的とする装置ではありません。
d.上顎大臼歯の捻転の改善
正しい。
パラタルアーチは上顎大臼歯の捻転を改善するために用いられます。
e.上顎歯槽基底弓の側方拡大
誤り。
上顎歯槽基底弓の側方拡大には急速拡大装置などを用い、パラタルアーチの主作用ではありません。
覚えるポイント
- パラタルアーチは上顎大臼歯を左右連結します。
- 大臼歯の捻転改善と固定源強化に用います。
- 骨格性拡大装置とは区別します。