118D063|第118回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
Tooth wear の原因はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
Tooth wearは細菌によらない歯質喪失の総称です。化学的溶解、歯同士の接触、外来物による摩耗を区別します。
解説
胃食道逆流症では胃酸による酸蝕、ブラキシズムでは歯同士の接触による咬耗、不適切なブラッシングでは歯ブラシなどによる摩耗が生じます。これらはいずれもtooth wearの原因です。
病変の部位と形態から、酸蝕、咬耗、摩耗、アブフラクションなどを鑑別します。
選択肢の確認
a.冷刺激
誤り。
冷刺激は象牙質知覚過敏の誘発因子ですが、歯質喪失の原因そのものではありません。
b.胃食道逆流症
正しい。
胃食道逆流症では胃酸が口腔内へ逆流し、歯質の酸蝕を起こします。
c.フッ化物洗口
誤り。
フッ化物洗口は齲蝕予防に用いられ、tooth wearの原因ではありません。
d.ブラキシズム
正しい。
ブラキシズムでは歯同士が反復接触し、咬耗を進行させます。
e.不適切なブラッシング
正しい。
強い力や不適切な方向のブラッシングは歯頸部の摩耗を生じます。
覚えるポイント
- 胃酸は酸蝕、ブラキシズムは咬耗、強いブラッシングは摩耗です。
- tooth wearは非齲蝕性歯質欠損です。
- 原因を除去しないと修復後も再発します。