119B011第119回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

ある患者の血液検査の結果の一部を表に示す。 血液検査所見 血小板数 出血時間 PT APTT 正常 正常 正常 延長 PT :プロトロンビン時間 APTT:活性化部分トロンボプラスチン時間 考えられるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

血小板数、出血時間、PTが正常で、APTTだけが延長しているため、内因系凝固因子の異常である血友病を考えます。

解説

APTTは内因系と共通系を反映し、PTは外因系と共通系を反映します。血友病Aは第VIII因子、血友病Bは第IX因子の先天的欠乏で、APTTが延長します。血小板機能は保たれるため、血小板数と出血時間は通常正常です。

検査の読み方
まず血小板数と出血時間で一次止血を、PTとAPTTで凝固因子による二次止血を評価します。APTT単独延長なら内因系異常を優先します。

画像の確認

実画像の検査表では、血小板数、出血時間、PTは正常で、APTTだけが延長している。これは内因系凝固因子の異常を示す組合せであり、選択肢では血友病に合致する。

選択肢の確認

a.血友病
正しい。
血友病では第VIII因子または第IX因子の欠乏によりAPTTが延長し、PT、血小板数、出血時間は通常正常です。

b.再生不良性貧血
誤り。
再生不良性貧血では骨髄低形成により汎血球減少を示し、血小板数も低下します。

c.von Willebrand 病
誤り。
von Willebrand病では一次止血障害により出血時間が延長し、重症度によっては第VIII因子低下でAPTTも延長します。提示所見とは一致しません。

d.播種性血管内凝固症候群
誤り。
播種性血管内凝固症候群では血小板減少、PT・APTT延長、フィブリノゲン低下、FDPやDダイマー上昇などを認めます。

e.特発性血小板減少性紫斑病
誤り。
特発性血小板減少性紫斑病では血小板数が低下します。凝固時間は通常保たれます。

覚えるポイント

  • APTT単独延長では血友病を考えます。
  • PTは外因系、APTTは内因系を主に反映します。
  • 一次止血障害では血小板数や出血時間を確認します。

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