119B086|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
口臭の官能検査を複数の検査者で行う理由で正しいのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
口臭の官能検査は検査者の嗅覚に依存するため、嗅覚閾値の個人差による判定のばらつきを減らす目的で複数の検査者が評価します。
解説
官能検査は、被検者の呼気を検査者が嗅ぎ、口臭の強さを段階評価する方法です。実際のにおいを総合的に評価できる利点がありますが、検査者の嗅覚感度、疲労、順応、体調などに影響されます。
複数の訓練された検査者で評価し、飲食・喫煙・香料使用などの前処置と検査環境を標準化することで、再現性を高めます。
選択肢の確認
a.口臭の強さは日内変動が大きい。
誤り。
口臭の日内変動は測定時刻を標準化する理由になりますが、複数検査者を用いる直接の理由ではありません。
b.検査者の嗅覚閾値には個人差がある。
正しい。
検査者ごとに嗅覚閾値が異なるため、複数人で評価して個人差の影響を小さくします。
c.口臭の原因物質には複数の種類がある。
誤り。
口臭原因物質が複数あることは機器分析との組合せを考える理由ですが、複数検査者を置く主理由ではありません。
d.生理的口臭と病的口臭では対応が異なる。
誤り。
生理的口臭と病的口臭で対応が異なることは診断・指導上重要ですが、複数検査者による評価の理由ではありません。
e.検査時にプライバシーへの配慮が必要である。
誤り。
プライバシーへの配慮は必要ですが、検査者数を増やす科学的理由ではありません。
覚えるポイント
- 官能検査は検査者の嗅覚に依存します。
- 複数検査者で嗅覚閾値の個人差を補います。
- 時刻・飲食・喫煙などの条件も標準化します。