119C016|第119回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
味細胞において、甘味物質が結合するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
甘味はT1R2・T1R3からなるGタンパク質共役型受容体で受容されます。
解説
甘味物質が受容体に結合すると、Gタンパク質を介する細胞内情報伝達が起こり、味細胞が脱分極して神経伝達物質を放出します。うま味も同じくGタンパク質共役型受容体を利用し、苦味はT2R群で受容されます。
一方、塩味や酸味ではイオンチャネルやイオンの流入がより直接的に膜電位変化へ関与します。味質ごとの受容機構を対比して覚えます。
選択肢の確認
a.細胞内受容体
誤り。
甘味受容体は細胞膜上にあり、細胞内受容体ではありません。
b.酵素共役型受容体
誤り。
酵素共役型受容体はインスリン受容体などに代表され、甘味受容には用いられません。
c.H+-Na+交換輸送体
誤り。
H+-Na+交換輸送体は甘味物質の受容体ではありません。酸味ではH+の作用が重要です。
d.G タンパク質共役型受容体
正しい。
甘味物質はGタンパク質共役型受容体であるT1R2・T1R3複合体に結合します。
e.イオンチャネル内蔵型受容体
誤り。
甘味受容体そのものはイオンチャネル内蔵型受容体ではありません。
覚えるポイント
- 甘味とうま味はGタンパク質共役型受容体です。
- 苦味はT2R群で受容されます。
- 塩味・酸味はイオンの動きとの関係を押さえます。