119C019|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
口呼吸が原因で認められるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
口呼吸では前歯部歯肉が乾燥し、湿潤部との境界に線状の隆起であるテンションリッジがみられることがあります。
解説
口唇閉鎖不全や口呼吸が続くと、上顎前歯部の唇側歯肉が乾燥し、プラーク停滞と炎症を生じやすくなります。テンションリッジは、口呼吸に関連して歯肉にみられる線状の隆起です。
原因への対応として、口腔衛生管理だけでなく、鼻呼吸障害、口唇閉鎖、歯列・顎顔面形態も評価します。
選択肢の確認
a.舌の圧痕
誤り。
舌の圧痕は舌が歯列に押し付けられることで生じ、口呼吸に特異的な所見ではありません。
b.歯肉クレフト
誤り。
歯肉クレフトは歯肉に生じる裂溝状の陥凹で、主に歯の移動や局所的形態との関連を考えます。
c.フェストゥーン
誤り。
フェストゥーンは辺縁歯肉のロール状肥厚で、口呼吸に特異的な所見ではありません。
d.アブフラクション
誤り。
アブフラクションは歯頸部に生じる楔状欠損の概念で、咬合応力との関連が考えられます。
e.テンションリッジ
正しい。
テンションリッジは口呼吸に伴う歯肉乾燥と関連して認められます。
覚えるポイント
- 口呼吸では上顎前歯部歯肉の乾燥と炎症に注意します。
- テンションリッジは口呼吸と関連する歯肉所見です。
- 鼻呼吸障害や口唇閉鎖不全の原因評価も必要です。