119D054|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
成長板軟骨において、軟骨細胞の肥大化に伴って分泌が亢進するコラーゲンはど れか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
成長板の肥大軟骨細胞はⅩ型コラーゲンを産生します。これは軟骨基質の石灰化と内軟骨性骨化に関係する代表的マーカーです。
解説
成長板は、静止軟骨層、増殖軟骨層、肥大軟骨層、石灰化・骨化領域へと連続します。
増殖層ではⅡ型コラーゲンを主体とする軟骨基質が形成されます。軟骨細胞が肥大するとⅩ型コラーゲンの発現が高まり、基質の石灰化、血管侵入、骨組織への置換が進みます。
コラーゲン問題では、Ⅰ型は骨・象牙質・腱、Ⅱ型は軟骨、Ⅳ型は基底膜、Ⅹ型は肥大軟骨細胞と対応させます。
選択肢の確認
a.Ⅰ 型
誤り。
Ⅰ型コラーゲンは骨、象牙質、腱、皮膚などに多く、肥大軟骨細胞の特異的な産生増加を示す型ではありません。
b.Ⅱ 型
誤り。
Ⅱ型コラーゲンは軟骨基質の主要成分ですが、肥大化に伴って特徴的に増加するのはⅩ型です。
c.Ⅳ 型
誤り。
Ⅳ型コラーゲンは基底膜の網目構造を形成します。
d.Ⅴ 型
誤り。
Ⅴ型コラーゲンはⅠ型コラーゲンと共存して線維形成を調節しますが、肥大軟骨細胞の代表型ではありません。
e.Ⅹ 型
正しい。
Ⅹ型コラーゲンは肥大軟骨細胞が産生し、成長板の石灰化・内軟骨性骨化に関与します。
覚えるポイント
- 肥大軟骨細胞はⅩ型コラーゲンを産生します。
- 軟骨の主要コラーゲンはⅡ型です。
- 骨・象牙質はⅠ型、基底膜はⅣ型と整理します。