119D080|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
滅菌・消毒のSpaulding 分類でセミクリティカルに該当する器具はどれか。 3 つ選べ。
3つ選択
解答・解説を見る
正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
Spaulding分類のセミクリティカル器具は、粘膜または損傷のない皮膚に接触する器具です。口腔内で使用するバンドプッシャー、ユーティリティープライヤー、セーフティーディスタルエンドカッターが該当します。
解説
Spaulding分類は、器具が接触する組織と感染リスクに基づいて再処理水準を決めます。
- クリティカル:無菌組織・血管内へ侵入する。滅菌が必要。
- セミクリティカル:粘膜または損傷のない皮膚に接触する。原則として滅菌可能なら滅菌。
- ノンクリティカル:健常皮膚に接触する。洗浄と適切な消毒。
矯正用器具でも、口腔内へ挿入して粘膜・唾液に接触するものはセミクリティカルとして扱います。
選択肢の確認
a.アーチフォーマー
誤り。
アーチフォーマーは口腔外でワイヤーの形態を調整する器具で、通常は患者粘膜へ直接接触しません。
b.バンドプッシャー
正しい。
バンドプッシャーは口腔内でバンドを押し込む際に歯・歯肉・粘膜へ接触するため、セミクリティカルです。
c.ワイヤーニッパー
誤り。
ワイヤーニッパーは主に口腔外でワイヤーを切断する器具で、患者粘膜に直接接触することを前提としません。
d.ユーティリティープライヤー
正しい。
ユーティリティープライヤーは口腔内でワイヤーや装置を操作し、粘膜・唾液へ接触するためセミクリティカルです。
e.セーフティーディスタルエンドカッター
正しい。
セーフティーディスタルエンドカッターは口腔内で遠心端ワイヤーを切断し、粘膜・唾液へ接触するためセミクリティカルです。
覚えるポイント
- セミクリティカルは粘膜に接触する器具です。
- 耐熱性器具はセミクリティカルでも滅菌を行います。
- 口腔内で使うか口腔外で使うかを判断します。