31AM085|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
健康信念モデル〈Health Belief Model〉の一部を図に示す。 ①はどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:易罹患性
この問題のポイント
健康信念モデルでは「自分がその病気にかかりやすい」という認知と「病気は重大だ」という認知が合わさり、疾病への脅威を形成します。
解説
図の左側は「疾病への①の認知」と「疾病の重大性の認知」から「疾病への脅威の認知」へ矢印が集まっています。①に入るのはperceived susceptibility、すなわち自分が発症する可能性・かかりやすさについての主観的認知である易罹患性です。脅威の認知に、行動の利益と負担、行動のきっかけ、人口統計学・心理社会的要因などが影響して健康行動の意思決定へつながります。危険を大きく言うだけでなく、実行可能性や利益も支援します。
選択肢の確認
- a 為害性:害を及ぼす性質を意味しますが、発症可能性を表す健康信念モデルの標準構成概念ではありません。
- b 重篤性:病気の結果をどれほど重大と考えるかで、図の下段「疾病の重大性」にすでに相当します。
- c 難治性:治りにくさは重大性判断の一部になり得ますが、①の「かかりやすさ」ではありません。
- d 易罹患性:自分が疾病に罹患する可能性の認知であり、重大性とともに脅威認知をつくります。
覚えるポイント
健康信念モデルは易罹患性+重大性=脅威、利益−障害、行動のきっかけ、自己効力感が健康行動を左右します。