34AM021|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周炎の発症モデルを図に示す。①はどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:毒素
この問題のポイント
歯周炎の発症モデルで、細菌側の病原因子と宿主側の防御因子を区別します。
解説
歯周炎は、歯肉縁下バイオフィルムの細菌やその産生物に対する宿主の炎症・免疫応答が持続し、結合組織付着や歯槽骨が破壊される疾患です。図の①は病原体から宿主へ作用する細菌側の因子であり、内毒素LPSや蛋白分解酵素などの毒素が該当します。リゾチームやラクトフェリンは唾液・歯肉溝滲出液などに含まれる宿主防御因子です。咬合性外傷は歯周組織へ力学的影響を与えますが、プラーク細菌による歯周炎の一次的な開始因子ではありません。
選択肢の確認
- a 咬合:過大な咬合力は修飾因子になり得ますが、図の病原体由来因子ではありません。
- b 毒素:LPSや酵素など、細菌から宿主組織へ働く病原因子なので正しいです。
- c リゾチーム:細菌細胞壁を分解する宿主の抗菌因子です。
- d ラクトフェリン:鉄を結合して細菌の増殖を抑える宿主防御因子です。
覚えるポイント
歯周炎は細菌性バイオフィルム+宿主炎症応答+危険因子で理解します。毒素は細菌側、リゾチームとラクトフェリンは宿主側です。