35AM017|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
湿球黒球温度〈WBGT〉の値が発症予防の指標となるのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:熱中症
この問題のポイント
WBGTが気温だけでなく湿度・放射熱なども反映し、暑熱障害予防に用いられる指標だと理解します。
解説
WBGT(暑さ指数)は、人体と外気との熱収支に影響する湿度、日射・輻射熱、気温を取り入れた指標です。値が高いほど汗の蒸発や放熱が妨げられ、体温上昇と脱水が起こりやすいため、作業や運動の中止・制限、休憩、水分・塩分補給など熱中症予防行動の判断に用います。同じ気温でも高湿度や直射日光下では危険が増します。高齢者、乳幼児、持病や服薬のある人は感覚や体温調節機能が低下していることがあり、より慎重な対応が必要です。
選択肢の確認
- a 凍傷:低温への曝露で起こる組織障害で、WBGTによる暑熱評価の対象ではありません。
- b 過呼吸:心理的要因や病態などで換気が過剰になる状態で、WBGTは直接の予防指標ではありません。
- c 高山病:高地の低酸素環境に関連し、高度や順応状況が重要です。
- d 熱中症:暑熱環境における発症リスク評価と予防にWBGTを用います。
覚えるポイント
WBGT=熱中症予防の暑さ指数です。気温だけを見ず、湿度と放射熱も危険度を左右することを覚えましょう。