33PM003第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

消化時に胃で生じるのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:受け入れ弛緩

この問題のポイント

食物を嚥下すると胃底部・胃体上部が反射的に弛緩し、胃内圧を急上昇させずに内容物を受け入れます。これを受け入れ弛緩と呼びます。

解説

嚥下による食道の伸展刺激は迷走神経を介する迷走神経―迷走神経反射を起こし、胃の近位部平滑筋を弛緩させます。その結果、胃は容量を増やしながら食物を貯留できます。食後には胃体部から幽門へ向かう蠕動波が内容物を混和・粉砕しますが、選択肢の「受け入れ弛緩」が胃に特徴的な反応です。振子運動と分節運動は主に小腸で内容物を混和し、総蠕動は大腸で便を長い距離へ送る強い運動として扱います。

選択肢の確認

  • a 総蠕動:大腸の広い範囲を収縮させて内容物を直腸方向へ一気に移送する運動で、胃の食物受容反応ではありません。
  • b 振子運動:小腸の縦走筋が交互に収縮して腸管内容を前後に動かし、消化液との混和を助ける運動です。
  • c 分節運動:小腸の輪走筋が区間ごとに収縮して内容物を分割・混和する運動で、胃近位部の弛緩とは異なります。
  • d 受け入れ弛緩:嚥下に伴い胃底部・胃体上部が反射的に弛緩し、内圧上昇を抑えながら食物を貯留します。

覚えるポイント

胃は受け入れ弛緩で貯留し、蠕動で混和・粉砕して幽門へ送ります。小腸の分節・振子運動、大腸の総蠕動と区別します。

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