47A100|第47回 救急救命士国家試験 過去問
電撃傷について正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2.四肢屈側面の熱傷を見た場合電撃傷を疑う。
この問題のポイント
電撃傷では電流が関節の屈側を短絡して流れるため、肘や膝、腋窩などの屈側面に熱傷(キッシングバーン)がみられます。これは電撃傷を疑う特徴的な所見です。
解説
電流が身体を通過する際、屈曲した関節の皮膚同士が接触している部分でアーク放電が起こり、屈側面に対になった熱傷が生じます。皮膚が濡れると電気抵抗は低くなり電流が流れやすくなります。アーク放電は皮膚表面の熱傷が主で深部組織損傷は電流の通過による損傷より軽いです。早期死亡の原因は心室細動などの不整脈が最多です。同じ電圧では交流の方が筋の持続的な収縮(電源から離れられない)を起こし組織損傷が強いとされます。
選択肢の確認
1.皮膚が濡れると電気抵抗が高くなる:濡れると抵抗は低くなります。
2.四肢屈側面の熱傷を見た場合電撃傷を疑う:キッシングバーンとして正しい記述です。正答です。
3.アーク放電は深部組織損傷が広範囲におよぶ:アーク放電は表面の熱傷が主体です。
4.最も多い早期死亡の原因は呼吸筋麻痺である:心室細動などの不整脈が最多です。
5.同じ電圧では交流電流に比べ直流電流の組織損傷が強い:交流の方が損傷が強いです。
覚えるポイント
「電撃傷=屈側のキッシングバーン、早期死亡は不整脈、交流は直流より危険、外表より深部損傷が重い」。