48A098第48回 救急救命士国家試験 過去問

落雷とそれに伴う雷撃傷について正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: 4

正答

4.複数傷病者でも心肺停止傷病者への対応を優先する。

この問題のポイント

雷撃傷では心肺停止となった傷病者でも蘇生に反応しやすいため、複数傷病者が発生した場合は通常のトリアージとは逆に心肺停止傷病者への対応を優先します(逆トリアージ)。

解説

落雷による損傷は電流の大部分が体表を流れる(フラッシュオーバー)ため深い熱傷は少なく、死因は心停止や呼吸停止です。呼吸中枢の麻痺による呼吸停止が続いて二次的に心停止に至ることが多く、早期に人工呼吸と心肺蘇生を行えば救命の可能性が高いため、多数傷病者では心肺停止傷病者を優先する逆トリアージが推奨されます。落雷による死者数は減少傾向にあり、開けた場所では高所は危険で、地面に横になると地表を伝う電流を受けやすいため、低い姿勢でしゃがむのが正しい回避行動です。

選択肢の確認

1.重度の皮膚熱傷を生じる:フラッシュオーバーにより熱傷は比較的軽いです。
2.落雷による死者数は年々増加している:減少傾向です。
3.落雷を避けるため開けた場所では高所に避難する:高所は落雷を受けやすく危険です。
4.複数傷病者でも心肺停止傷病者への対応を優先する:雷撃傷の逆トリアージとして正しい記述です。正答です。
5.落雷を避けるにはできるだけ姿勢を低くし地面に横になる:横になると地表電流を受けるため、しゃがんで低い姿勢をとります。

覚えるポイント

「雷撃傷=心停止・呼吸停止が死因、蘇生反応が良い→逆トリアージ、熱傷は軽い、避難は低くしゃがむ(横にならない)」。

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