第48回・2025年

48A097|第48回 救急救命士国家試験 過去問

図の出血によってみられる症状はどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.血腫と対側の運動麻痺

この問題のポイント

図の出血では血腫と反対側の運動麻痺が起こるので、答えは5です。運動の神経(錐体路)が内包を通って延髄で左右に交叉するからです。

解説

図は脳の水平断面で、左側の大脳基底核部(被殻・内包付近)に出血があります。錐体路(脳から手足へ運動の命令を送る神経の束)は内包を通ります。そして延髄で左右に交叉します。だから内包が障害されると、反対側の上下肢に運動麻痺が出ます。被殻出血では病巣側への共同偏視(両目が同じ方向を向く)もみられます。縮瞳は橋出血の特徴です。下方共同偏視は視床出血の特徴です。血腫と同側の瞳孔散大は、脳ヘルニアによる動眼神経麻痺の所見です。四肢麻痺は頸髄や脳幹の障害です。

選択肢の確認

1.縮瞳:橋出血の特徴です。
2.四肢麻痺:脳幹や頸髄の障害の所見です。
3.下方共同偏視:視床出血の特徴です。
4.血腫と同側の瞳孔散大:脳ヘルニアを起こした場合の所見で、出血自体の直接の症状ではありません。
5.血腫と対側の運動麻痺:内包の障害による反対側の片麻痺です。正答です。

覚えるポイント

「被殻出血=対側片麻痺+病巣側への共同偏視」「視床出血=内下方偏視」「橋出血=縮瞳・四肢麻痺」。

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