Y2021M04E2Q16|第2021年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
2021年4月公表時点の情報機器作業ガイドラインについて、照度、グレア、視距離、健康診断の対象を確認します。
解説
本問は、令和元年7月12日付けの「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づいて判定します。2021年4月時点では、ディスプレイ画面上の照度は500ルクス以下、書類上及びキーボード上の照度は300ルクス以上を目安としていました。
ディスプレイとの視距離は、おおむね40cm以上を確保します。画面の上端は眼の高さとほぼ同じか、やや下とすることが望ましいため、選択肢4は画面の高さではなく「30cm以内」という視距離が不適切です。
また、1日の情報機器作業が4時間未満の労働者は、「上記以外のもの」に分類され、定期健康診断は自覚症状を訴える者を対象に実施します。
公表時点のポイント
照度に関する記載は2021年12月に一部改正されています。この問題は2021年4月公表時点の内容で判定します。
衛生管理者としての実務ポイント
作業者ごとに、視距離、画面の高さと角度、映り込み、机・椅子、連続作業時間を確認し、眼や頸肩腕部などの自覚症状があれば産業医等につなげます。
選択肢の確認
1.ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下となるようにしている。
適切である。
2021年4月公表時点のガイドラインでは、ディスプレイ画面上の照度は500ルクス以下を目安としていました。
2.書類上及びキーボード上における照度は、300ルクス以上となるようにしている。
適切である。
2021年4月公表時点では、書類上及びキーボード上の照度は300ルクス以上を目安としていました。
3.ディスプレイ画面の位置、前後の傾き、左右の向き等を調整してグレアを防止している。
適切である。
画面の位置や角度を調整して光源の映り込みやまぶしさを抑えることは、グレア防止の基本です。
4.ディスプレイは、おおむね 30cm以内の視距離が確保できるようにし、画面の上端を眼の高さよりもやや下になるように設置している。
正答。記述としては適切でない。
視距離は、おおむね40cm以上を確保します。画面の上端を眼の高さよりやや下とする部分は適切ですが、「30cm以内」が不適切です。
5.1日の情報機器作業の作業時間が 4時間未満である労働者については、自覚症状を訴える者についてのみ、情報機器作業に係る定期健康診断の対象としている。
適切である。
1日の情報機器作業が4時間未満の労働者は、ガイドライン上、自覚症状を訴える者を定期健康診断の対象とする区分に当たります。
この問題では「適切でないもの」を選ぶため、視距離を誤っている4が正答です。
覚えるポイント
- 2021年4月時点の照度の目安は、画面上500ルクス以下、書類・キーボード上300ルクス以上です。
- 視距離は、おおむね40cm以上です。
- 画面上端は、眼の高さとほぼ同じか、やや下が望ましい位置です。
- グレアは、画面の位置・向き・傾き、ブラインド、照明などを調整して防ぎます。