Y2021M10E2Q19|第2021年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
2021年10月の公表時点で適用されていた「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の数値を確認します。ディスプレイと眼の視距離は、おおむね40cm以上を確保します。
解説
情報機器作業では、眼、頸肩腕部、腰背部などへの負担を減らすため、照明、グレア、ディスプレイの位置、作業姿勢、作業時間、健康管理を一体として整えます。
ディスプレイは、眼からおおむね40cm以上離し、画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さが基本です。「30cm以内」では画面に近すぎ、視覚負担や不自然な姿勢につながります。
2021年10月時点のガイドラインでは、ディスプレイ画面上の照度を500ルクス以下とし、画面への光の映り込みやまぶしさを防止することが示されていました。健康診断は作業区分に応じて対象者を定め、定期健康診断は1年以内ごとに1回実施します。
職場巡視で見るポイント
視距離を実際に確認し、画面の高さや傾き、窓や照明の映り込み、文字の見やすさ、椅子と机の調整状態を点検します。労働者の自覚症状も確認し、必要に応じて産業医等の意見を聴いて作業環境や作業方法を改善します。
選択肢の確認
1.ディスプレイ画面上における照度は、500ルクス以下となるようにしている。
適切である。
2021年10月公表時点のガイドラインに沿った画面上の照度です。画面と周辺の明るさの差も小さくし、見やすい状態に調整します。
2.ディスプレイ画面の位置、前後の傾き、左右の向き等を調整してグレアを防止している。
適切である。
ディスプレイの位置や角度を調整し、照明や窓からの光が映り込むグレアを防ぐことは、視覚負担の軽減につながります。
3.ディスプレイは、おおむね 30cm 以内の視距離が確保できるようにし、画面の上端を眼の高さよりもやや下になるように設置している。
正答。記述としては適切でない。
画面の上端を眼の高さよりやや下にする点は適切ですが、視距離は「30cm以内」ではなく「おおむね40cm以上」を確保します。
4.1日の情報機器作業の作業時間が 4時間未満である労働者については、自覚症状を訴える者についてのみ、情報機器作業に係る定期健康診断の対象としている。
適切である。
問題文の作業時間区分では、1日の情報機器作業が4時間未満の者は、自覚症状を訴える者を健康診断の対象とする扱いです。
5.情報機器作業に係る定期健康診断を、1年以内ごとに 1回、定期に実施している。
適切である。
対象となる作業者について、配置後の健康状態を継続的に把握するため、1年以内ごとに1回、定期に実施します。
この問題では「適切でないもの」を選ぶため、視距離を30cm以内とした3が正答です。
覚えるポイント
- 視距離はおおむね40cm以上を確保する。
- 画面の上端は眼の高さとほぼ同じか、やや下にする。
- 画面の位置や角度を調整し、グレアを防止する。
- 対象者の定期健康診断は1年以内ごとに1回実施する。