Y2023M10E2Q13第2023年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働衛生情報機器作業

厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

情報機器作業における視距離、照度、作業休止時間及び健康診断の取扱いを問う問題です。

一連続作業後の作業休止時間は、5分ではなく10分〜15分です。

解説

ディスプレイとの視距離は、おおむね40cm以上を確保し、画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になるようにすることが望ましいとされています。したがって、おおむね50cmの視距離は適切です。

書類上及びキーボード上の照度は300ルクス以上とし、作業しやすい照度にします。また、ディスプレイ画面、書類、キーボード面及び周辺の明るさの差をなるべく小さくします。400ルクス程度はこの条件を満たします。

作業時間については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10分〜15分の作業休止時間を設けます。また、一連続作業時間内に1回〜2回程度の小休止を設けるよう指導します。

選択肢3は、一連続作業時間を1時間以内とする点及び小休止を2回設ける点は適切ですが、作業休止時間を5分としているため適切ではありません。

ひっかけポイント
一連続作業時間内の「小休止」と、連続作業間の「作業休止時間」は別のものです。小休止は1回〜2回程度、作業休止時間は10分〜15分です。

衛生管理者としての実務ポイント
職場巡視では、視距離、画面の高さ、照度、映り込み、作業姿勢及び連続作業時間を確認します。眼や頸肩腕部、腰背部に症状を訴える労働者には、健康相談や健康診断につなげ、必要に応じて産業医等と連携します。

選択肢の確認

1.ディスプレイとの視距離は、おおむね50cmとし、ディスプレイ画面の上端を眼の高さよりもやや下にしている。
適切である。
視距離はおおむね40cm以上を確保し、画面の上端を眼の高さとほぼ同じか、やや下にすることが望ましいため、記述は適切です。

2.書類上及びキーボード上における照度を400ルクス程度とし、書類及びキーボード面における明るさと周辺の明るさの差はなるべく小さくしている。
適切である。
書類上及びキーボード上は300ルクス以上の作業しやすい照度とし、周辺との明るさの差をなるべく小さくします。400ルクス程度は基準を満たします。

3.一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に5分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において2回の小休止を設けている。
正答。適切でない。
次の連続作業までに設ける作業休止時間は10分〜15分です。5分では不足します。一連続作業時間内に2回の小休止を設けること自体は、1回〜2回程度という目安に適合します。

4.1日の情報機器作業の作業時間が4時間未満である労働者については、自覚症状を訴える者についてのみ、情報機器作業に係る定期健康診断の対象としている。
適切である。
1日4時間未満の情報機器作業を行う者は、自覚症状を訴える者を定期健康診断の対象とする作業区分に該当します。

5.情報機器作業に係る定期健康診断において、眼科学的検査と筋骨格系に関する検査のそれぞれの実施日が異なっている。
適切である。
定期健康診断の各調査及び検査項目は、それぞれの実施日が異なっても差し支えありません。

この問題では「適切でないもの」を選ぶため、3が正答です。

覚えるポイント

  • ディスプレイとの視距離は、おおむね40cm以上とする。
  • 書類上及びキーボード上の照度は、300ルクス以上とする。
  • 一連続作業時間は1時間以内とする。
  • 次の連続作業までに、10分〜15分の作業休止時間を設ける。
  • 一連続作業時間内に、1回〜2回程度の小休止を設ける。
  • 定期健康診断の各検査項目は、異なる日に実施しても差し支えない。

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