Y2023M04E1Q8|第2023年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
労働安全衛生規則の衛生基準について、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
労働安全衛生規則の衛生基準のうち、特に立入禁止とする硫化水素濃度を確認します。基準は5ppm超ではなく、10ppm超です。
解説
関係者以外の立入りを禁止し、その旨を表示すべき場所には、炭酸ガス濃度が1.5%を超える場所、酸素濃度が18%未満の場所、硫化水素濃度が10ppmを超える場所などがあります。したがって、5ppmを超えるとした記述は誤りです。
強烈な騒音を発する屋内作業場では、隔壁を設けるなど、騒音の伝ぱを防ぐ必要があります。多量の熱を放散する溶融炉等が屋内にあるときは、加熱された空気の屋外排出またはふく射熱から労働者を保護する措置が必要です。
病原体で汚染された排気、排液、廃棄物は、消毒、殺菌等の適切な処理後に排出または廃棄します。著しく暑熱または多湿の作業場では、坑内等でやむを得ない場合を除き、作業場外に休憩設備を設けます。
職場巡視で見るポイント
ガス濃度と測定器、立入禁止表示、騒音源の隔離、熱源の遮蔽、汚染物の処理手順、休憩場所を確認します。濃度異常時は立入りを制限し、換気と原因確認を行います。
選択肢の確認
1.硫化水素濃度が 5ppmを超える場所には、関係者以外の者が立ち入ることを禁止し、かつ、その旨を見やすい箇所に表示しなければならない。
正答。記述としては誤り。
立入禁止と表示の基準は、硫化水素濃度が10ppmを超える場所です。5ppm超ではありません。
2.強烈な騒音を発する屋内作業場においては、その伝ぱを防ぐため、隔壁を設ける等必要な措置を講じなければならない。
記述としては正しい。
隔壁、遮音、音源の隔離等により、騒音の伝ぱを防ぐ措置が必要です。
3.屋内作業場に多量の熱を放散する溶融炉があるときは、加熱された空気を直接屋外に排出し、又はその放射するふく射熱から労働者を保護する措置を講じなければならない。
記述としては正しい。
加熱空気の屋外排出またはふく射熱からの保護措置が求められます。
4.病原体により汚染された排気、排液又は廃棄物については、消毒、殺菌等適切な処理をした後に、排出し、又は廃棄しなければならない。
記述としては正しい。
病原体を未処理のまま拡散させないよう、適切に処理した後に排出または廃棄します。
5.著しく暑熱又は多湿の作業場においては、坑内等特殊な作業場でやむを得ない事由がある場合を除き、休憩の設備を作業場外に設けなければならない。
記述としては正しい。
有害な作業場から離れて有効に休憩できるよう、原則として作業場外に設備を設けます。
覚えるポイント
- 立入禁止の基準は、硫化水素濃度10ppm超です。
- 騒音は伝ぱ防止、溶融炉は排熱・ふく射熱対策が重要です。
- 病原体汚染物は適切に処理後、排出または廃棄します。
- 著しく暑熱・多湿の作業場では、原則として作業場外に休憩設備を設けます。