Y2024M04E2Q16|第2024年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
1,000人を対象としたある疾病のスクリーニング検査の結果と精密検査結果によるその疾病の有無は下表のとおりであった。このスクリーニング検査の偽陽性率及び偽陰性率の近似値の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、偽陽性率とは、疾病無しの者を陽性と判定する率をいい、偽陰性率とは、疾病有りの者を陰性と判定する率をいうものとする。 精密検査結果による疾病の有無 スクリーニング検査結果(人) 陽性 陰性 疾病有り 20 5 疾病無し 200 775 偽陽性率(%) 偽陰性率(%)
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、偽陽性率と偽陰性率について、正しい分母を選んで計算することが重要です。
- 偽陽性率の分母は「疾病無し」の者全員です。
- 偽陰性率の分母は「疾病有り」の者全員です。
解説
計算の流れ
1.表を整理する
疾病有りの者は、次の合計です。
- 検査陽性は20人
- 検査陰性は5人
- 合計は25人
疾病無しの者は、次の合計です。
- 検査陽性は200人
- 検査陰性は775人
- 合計は975人
2.偽陽性率を計算する
偽陽性とは、実際には疾病が無いのに、スクリーニング検査で陽性と判定されたことです。
偽陽性者は200人です。
分母は、疾病無しの者全員である975人です。
偽陽性率は、次のように計算します。
200÷975×100=約20.5%
3.偽陰性率を計算する
偽陰性とは、実際には疾病が有るのに、スクリーニング検査で陰性と判定されたことです。
偽陰性者は5人です。
分母は、疾病有りの者全員である25人です。
偽陰性率は、次のように計算します。
5÷25×100=20.0%
4.組合せを選ぶ
偽陽性率は約20.5%、偽陰性率は20.0%です。
したがって、選択肢2が適切です。
試験ではここを押さえる
偽陽性率では「疾病無し」を分母にし、偽陰性率では「疾病有り」を分母にします。検査陽性者全体や1,000人全体を分母にしないようにします。
健康管理のポイント
スクリーニング検査は、疾病を確定診断するものではありません。陽性者には必要な精密検査を案内し、陰性であっても症状やリスクがある場合は医師への相談につなげます。
選択肢の確認
1.20.0 0.5
不適切である。
偽陽性率は200÷975×100で約20.5%です。偽陰性率は5÷25×100で20.0%であり、0.5%ではありません。
2.20.5 20.0
適切である。
偽陽性率は約20.5%、偽陰性率は20.0%です。両方の計算結果に一致します。
3.22.0 25.0
不適切である。
偽陽性率は約20.5%であり、22.0%ではありません。偽陰性率も20.0%であり、25.0%ではありません。
4.25.8 0.5
不適切である。
偽陽性率、偽陰性率のいずれも計算結果に一致しません。偽陽性率は約20.5%、偽陰性率は20.0%です。
5.28.2 20.0
不適切である。
偽陰性率20.0%は合っていますが、偽陽性率は28.2%ではなく約20.5%です。
覚えるポイント
- 偽陽性は、疾病無しなのに検査陽性となることである。
- 偽陽性率の分母は、疾病無しの者全員である。
- 偽陰性は、疾病有りなのに検査陰性となることである。
- 偽陰性率の分母は、疾病有りの者全員である。
- この問題では、偽陽性率約20.5%、偽陰性率20.0%となる。