Y2025M04E2Q27第2025年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理筋骨格系

筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、筋肉の収縮、筋力、筋肥大、エネルギー代謝が問われています。

特に、グリコーゲンが分解されるときの最終産物は、酸素が十分にある場合と不足する場合で異なります。

解説

筋肉は、神経からの刺激によって収縮します。筋収縮にはエネルギーが必要で、直接のエネルギー源はATPです。

筋肉中のグリコーゲンは、運動時のエネルギー源になります。酸素が十分に供給される場合は、グリコーゲン由来の糖は最終的に二酸化炭素と水まで分解され、エネルギーを生じます。

一方、酸素の供給が不十分な状態では、糖の分解が不完全となり、乳酸が生じます。

したがって、「酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる」とする選択肢5は誤りです。

ひっかけポイント
乳酸は、酸素が不足した状態で糖が分解されるときに生じやすい物質です。酸素が十分にある場合の最終産物は、主に二酸化炭素と水です。

衛生管理者としての実務ポイント
筋肉疲労や腰痛予防では、作業姿勢、重量物取扱い、休憩、作業負荷の分散が重要です。衛生管理者は、作業管理と健康管理の両面から負担軽減を考えます。

選択肢の確認

1.筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。
記述としては正しい。
筋肉は神経からの刺激を受けて収縮します。筋肉は神経に比べて疲労しやすく、長時間作業や過度な負荷で筋疲労が生じます。

2.筋収縮には、グリコーゲン、りん酸化合物などのエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。
記述としては正しい。
筋収縮の直接のエネルギーは、ATPの加水分解によって供給されます。グリコーゲンやりん酸化合物は、ATPを再合成するためのエネルギー源として関係します。

3.筋肉が収縮して出す最大筋力は、筋肉の単位断面積当たりの平均値をとると、性差や年齢差はほとんどない。
記述としては正しい。
最大筋力は筋肉の断面積に大きく関係します。単位断面積当たりで見ると、性差や年齢差は大きくないとされています。

4.運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。
記述としては正しい。
運動などの負荷により筋肉が太くなることを活動性肥大といいます。筋肉は使うことで発達し、使わないと萎縮しやすくなります。

5.筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
正答。記述としては誤り。
酸素が十分に供給される場合、グリコーゲン由来の糖は最終的に二酸化炭素と水に分解されます。乳酸は、酸素不足の状態で糖が分解されるときに生じやすい物質です。

覚えるポイント

  • 筋収縮の直接のエネルギー源はATPです。
  • 酸素が十分にある場合、糖は主に二酸化炭素と水まで分解されます。
  • 酸素不足では乳酸が生じやすくなります。

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