Y2025M10E2Q2|第2025年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
衛生管理者が管理すべき業務として、法令上、定められていないものは次のうちどれか。 ただし、次のそれぞれの業務のうち衛生に係る技術的事項に限るものとする。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、衛生管理者が管理すべき業務と、衛生管理者の巡視頻度が問われています。
衛生管理者の巡視は「少なくとも毎週1回」です。「毎日1回」ではありません。
解説
衛生管理者は、事業場における衛生に係る技術的事項を管理します。
管理すべき事項には、健康診断、作業環境の衛生、労働災害の原因調査と再発防止、リスクアセスメント、健康保持増進、安全衛生方針に関する事項などが含まれます。
また、衛生管理者は、少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備、作業方法、衛生状態などに有害のおそれがあるときは、直ちに必要な措置を講じます。
選択肢3は、巡視頻度を「少なくとも毎日1回」としているため、法令上定められている内容とは異なります。
ひっかけポイント
「毎日1回」は安全管理者の巡視などと混同しやすい表現です。衛生管理者は「少なくとも毎週1回」と覚えます。
衛生管理者としての実務ポイント
巡視では、換気、照度、温熱、騒音、整理整頓、保護具、休養設備、作業姿勢、健康障害のおそれを確認し、必要に応じて管理監督者や産業医と連携します。
選択肢の確認
1.労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。
該当します。
労働災害の原因調査と再発防止対策に関する事項は、衛生に係る技術的事項として、衛生管理者が管理すべき業務に含まれます。
2.安全衛生に関する方針の表明に関すること。
該当します。
安全衛生に関する方針の表明に関する事項は、衛生に係る技術的事項として、衛生管理者が管理すべき業務に含まれます。事業場全体の安全衛生活動の方向づけに関係します。
3.少なくとも毎日1回作業場等を巡視し、衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講ずること。
正答。法令上、定められていない。
衛生管理者の巡視は、少なくとも毎週1回です。選択肢では「少なくとも毎日1回」とされているため、衛生管理者の業務として法令上定められている内容とは異なります。
4.化学物質等による危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置に関すること。
該当します。
化学物質等による危険性又は有害性等の調査、いわゆるリスクアセスメントと、その結果に基づく措置は、衛生に係る技術的事項として重要です。
5.健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。
該当します。
健康診断の実施や健康の保持増進のための措置は、衛生管理者が管理すべき業務に含まれます。健康診断結果の事後措置や産業医との連携にもつながります。
覚えるポイント
- 衛生管理者は、衛生に係る技術的事項を管理する。
- 衛生管理者の巡視は、少なくとも毎週1回。
- 「毎日1回」とする記述は、衛生管理者の巡視頻度としては誤り。
- 健康診断、労働災害の原因調査、リスクアセスメントは衛生管理者の管理事項に含まれる。
- 巡視結果は、記録、報告、改善、産業医との連携につなげる。