Y2026M04E1Q12|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、法令に定められた措置以外の措置を検討する場合、優先度の最も高いものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、化学物質等による健康障害リスクを低減する措置の優先順位が問われています。
リスク低減では、まず危険性又は有害性そのものを小さくする対策を考えます。その次に密閉化、局所排気装置などの工学的対策、作業手順などの管理的対策、最後に保護具という流れで整理します。
解説
化学物質等による疾病のリスクを低減する場合、最も優先度が高いのは、有害性のより低い物質への代替です。
有害な物質を使い続けたまま換気や保護具で対応するよりも、そもそも危険性又は有害性の低い物質へ変更する方が、リスクの根本的な低減につながります。
密閉化や局所排気装置の設置も重要ですが、これらは有害物質を使用する前提で、ばく露を減らす対策です。作業手順の改善や保護具の使用も必要ですが、優先順位としては代替や工学的対策より後になります。
化学物質管理のポイント
「代替 → 密閉化・局所排気などの工学的対策 → 作業手順などの管理的対策 → 保護具」の順で考えると整理しやすくなります。
選択肢の確認
1.作業手順の改善
最優先とはいえない。
作業手順の改善は管理的対策として重要ですが、有害性の低い物質への代替より優先度は下がります。
2.化学物質等に係る機械設備等の密閉化
最優先とはいえない。
密閉化はばく露を減らす有効な工学的対策ですが、まずは危険性又は有害性の低い物質への代替を検討します。
3.危険性又は有害性のより低い物質への代替
優先度が最も高い。
有害性そのものを小さくできるため、法令に定められた措置以外のリスク低減措置として最も優先して検討します。
4.化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用
最優先とはいえない。
保護具は重要ですが、労働者の着用状態や管理に左右されます。代替、密閉化、局所排気装置などの対策を先に検討します。
5.化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置
最優先とはいえない。
局所排気装置は有害物質を発散源付近で捕集する重要な工学的対策ですが、有害性の低い物質への代替より優先度は下がります。
覚えるポイント
- リスク低減は、まず危険源そのものをなくす、又は小さくする方向で考えます。
- 代替は、化学物質管理で最も優先度の高い対策です。
- 密閉化や局所排気装置は工学的対策です。
- 保護具は最後の防護手段として重要ですが、最優先ではありません。