Y2026M04E1Q4|第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
特定化学物質の第一類物質に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。 ただし、特定化学物質障害予防規則に定める適用除外はないものとする。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、特定化学物質のうち第一類物質の製造、取扱い、記録保存などが問われています。
第一類物質は、特定化学物質の中でも特に厳格に管理される物質です。製造には厚生労働大臣の許可が必要である点が重要です。
解説
第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ厚生労働大臣の許可を受ける必要があります。
この許可は、単に事業者単位で一括して受ければよいというものではなく、物質ごと、かつ、その物質を製造するプラントごとに必要です。
衛生管理者としては、第一類物質について、発がん性などの重篤な健康障害のおそれ、密閉化・局所排気・プッシュプル型換気装置などのばく露防止措置、作業環境測定、健康診断、記録保存を一体で理解します。
化学物質管理のポイント
第一類物質は、名称だけでなく、「製造許可」「発散抑制」「測定」「健康診断」「長期保存」の観点で整理すると覚えやすいです。
選択肢の確認
1.第一類物質は、「クロム酸及びその塩」を始めとする7種の発がん性の認められた化学物質並びにそれらを一定量以上含有する混合物である。
誤り。
クロム酸及びその塩を第一類物質の代表例として扱っている点が不適切です。第一類物質の具体例と分類を混同しないようにします。
2.第一類物質を製造しようとする者は、あらかじめ、物質ごとに、かつ、当該物質を製造するプラントごとに厚生労働大臣の許可を受けなければならない。
正しい。
第一類物質の製造には、あらかじめ厚生労働大臣の許可が必要です。許可は物質ごと、かつ、製造するプラントごとに受ける必要があります。
3.第一類物質を容器に入れ、容器から取り出し、又は反応槽等へ投入する作業を行うときは、発散源を密閉する設備、外付け式フードの局所排気装置又はプッシュプル型換気装置を設けなければならない。
誤り。
第一類物質は重篤な健康障害のおそれが大きいため、外付け式フードでよいとする部分が不適切です。より確実に発散を抑える措置として理解します。
4.第一類物質を取り扱う屋内作業場についての作業環境測定結果及びその評価の記録を保存すべき期間は、3年である。
誤り。
第一類物質のように長期的な健康影響が問題となる物質では、作業環境測定結果や評価の記録について長期保存が問われます。3年とするのは短すぎます。
5.第一類物質を取り扱う業務に常時従事する労働者に係る特定化学物質健康診断個人票を保存すべき期間は、全ての第一類物質について30年である。
誤り。
健康診断個人票の保存期間は、物質や規定の対象を確認して判断します。「全ての第一類物質について30年」と一律に断定する記述は不適切です。
覚えるポイント
- 第一類物質の製造には、厚生労働大臣の許可が必要です。
- 許可は、物質ごと、かつ、製造プラントごとに必要です。
- 第一類物質は、密閉化、換気、測定、健康診断、記録保存をセットで確認します。
- 保存期間の問題では、「3年」「5年」「30年」を混同しないようにします。