Y2026M04E1Q9第2026年4月公表(第一種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第一種関係法令(有害業務)作業環境測定

有害業務を行う作業場とその作業場において定期に測定することが義務付けられている項目の組合せとして、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、有害業務を行う作業場と、定期に測定すべき項目の組合せを確認します。

作業場ごとに、有害要因が粉じん、温熱、騒音、放射線、化学物質のどれなのかを先に見分けることが重要です。

解説

「誤っているもの」を選ぶ問題なので、正答の1は組合せとして誤りです。

溶融ガラスからガラス製品を成型する業務では、多量の熱を放散する高温環境が問題になります。そのため、空気中の粉じんの濃度ではなく、温熱条件に関する測定項目を考える必要があります。

一方、ゴムの加硫、木材削皮、エックス線透過写真撮影、廃棄物焼却施設の焼却灰取扱いでは、それぞれ問題となる有害要因に応じた測定項目が定められています。

衛生管理者としては、作業内容を見たら、まず主な有害要因を特定します。そのうえで、測定項目、測定頻度、記録保存、改善措置につなげます。

選択肢の確認

1.溶融ガラスからガラス製品を成型する業務を行う屋内作業場 ……………………………………………… 空気中の粉じんの濃度
正答。組合せとしては誤り。
溶融ガラスを扱う作業では、主に高温・ふく射熱などの温熱条件が問題になります。空気中の粉じんの濃度を測定項目とする組合せは不適切です。

2.加硫がまによりゴムを加硫する業務を行う屋内作業場 ……………………………………………… 気温及び湿度
組合せとしては正しい。
加硫がまを用いる作業では、温熱環境が問題になります。気温及び湿度の測定項目として整理します。

3.ドラムバーカーにより、木材を削皮する業務を行う屋内作業場 ……………………………………………… 等価騒音レベル
組合せとしては正しい。
ドラムバーカーによる木材の削皮作業では、騒音ばく露が問題になります。等価騒音レベルの測定が関係します。

4.エックス線装置を用いて透過写真撮影の業務を行う作業場の管理区域 ……………………………………………… 線量当量率又は線量当量
組合せとしては正しい。
エックス線装置を用いる作業では、電離放射線による被ばく管理が重要です。管理区域では線量当量率又は線量当量を確認します。

5.廃棄物の焼却施設において焼却灰を取り扱う業務(設備の解体等に伴うものを除く。)を行う作業場 …………………………………… 空気中のダイオキシン類の濃度
組合せとしては正しい。
焼却灰を取り扱う作業では、ダイオキシン類へのばく露が問題になります。空気中のダイオキシン類の濃度測定が関係します。

覚えるポイント

  • 作業環境測定は、作業場の有害要因に応じて項目が決まります。
  • 溶融ガラスの成型作業は、粉じんよりも温熱条件に注目します。
  • 木材削皮は騒音、エックス線は線量、焼却灰はダイオキシン類を意識します。
  • 衛生管理者は、測定結果を作業環境改善や保護具選定に結びつけます。

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