32AM20|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肘関節脱臼・肘内障
肘関節後方脱臼で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
肘関節後方脱臼では、外観変形と触診所見が重要です。
ヒューター三角の乱れ、肘関節の弾発性固定、上腕三頭筋腱の索状触知を押さえます。
解説
肘関節後方脱臼は、転倒して手をついたときなどに起こりやすい脱臼です。前腕骨が上腕骨に対して後方へ転位します。
正常な肘関節では、肘頭と上腕骨内側上顆・外側上顆でヒューター三角が形成されます。肘関節脱臼では、この関係が乱れます。
肘関節後方脱臼では、肘関節は軽度屈曲位で弾発性に固定されることが多く、上腕三頭筋腱を後方で索状に触知できます。
整復で見るポイント
肘関節脱臼では、整復前後に橈骨動脈の拍動、手指の知覚・運動、正中神経・尺骨神経・橈骨神経の障害を確認します。
選択肢の確認
1.ヒューター三角は正常である。
誤り。
肘関節後方脱臼では、肘頭と上腕骨内側上顆・外側上顆の位置関係が変わるため、ヒューター三角は乱れます。正常であるという記述は不適切です。
2.上腕三頭筋腱を索状に触知できる。
正しい。
肘関節後方脱臼では、後方で上腕三頭筋腱が緊張し、索状に触知されることがあります。特徴的な触診所見として押さえます。
3.肘関節は伸展位で固定されている。
誤り。
肘関節後方脱臼では、肘関節は完全伸展位ではなく、軽度屈曲位で弾発性固定を示すことが多いです。伸展位固定という記述は適切ではありません。
4.上腕骨遠位端は後方に突出している。
誤り。
肘関節後方脱臼では、前腕骨が後方へ転位するため、後方に目立つのは肘頭側です。上腕骨遠位端は前方に突出するように触知されるため、この記述は不適切です。
覚えるポイント
- 肘関節後方脱臼ではヒューター三角が乱れる。
- 肘関節は軽度屈曲位で弾発性固定を示しやすい。
- 上腕三頭筋腱を索状に触知できる。
- 整復前後に神経・血管障害を確認する。