32PM58|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患骨腫瘍・骨粗鬆症
骨肉腫で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
骨肉腫は、若年者に多い悪性骨腫瘍です。
単純エックス線では、スピクラ状骨形成や骨膜反応が重要です。
解説
骨肉腫は、骨形成を行う悪性腫瘍です。好発年齢は10歳代を中心とする若年者で、好発部位は長管骨の骨幹端、特に膝周囲です。
単純エックス線では、腫瘍性骨形成、骨破壊、骨膜反応がみられます。スピクラ状骨形成やサンバースト像、コッドマン三角などが重要です。
転移は肺転移が多いとされます。肝転移が高率という記述は不適切です。
血液検査では、骨形成や骨破壊に関連してアルカリフォスファターゼが上昇することがあります。低値ではありません。
整形外科での注意点
若年者の膝周囲の痛みや腫脹が持続する場合、外傷だけでなく骨腫瘍も鑑別に入れます。夜間痛や進行する腫脹は注意が必要です。
選択肢の確認
1.長管骨骨幹部に好発する。
誤り。
骨肉腫は長管骨の骨幹端に好発します。特に大腿骨遠位部や脛骨近位部など膝周囲が重要です。
2.高率に肝転移をきたす。
誤り。
骨肉腫では肺転移が重要です。肝転移が高率という記述は不適切です。
3.単純エックス線でスピクラ状骨形成を示す。
正しい。
骨肉腫では単純エックス線でスピクラ状骨形成やサンバースト像などがみられることがあります。悪性骨腫瘍の重要所見です。
4.血液所見でアルカリフォスファターゼは低値を示す。
誤り。
骨肉腫ではアルカリフォスファターゼが上昇することがあります。低値を示すという記述は不適切です。
覚えるポイント
- 骨肉腫は若年者に多い悪性骨腫瘍。
- 好発部位は長管骨の骨幹端、とくに膝周囲。
- エックス線でスピクラ状骨形成やサンバースト像が重要。
- 転移は肺転移が重要。
- アルカリフォスファターゼは上昇することがある。