32PM98|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷投球・肩肘障害
リトルリーガー肩で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
リトルリーガー肩は、成長期投球障害の一つです。
上腕骨近位骨端線に繰り返しストレスが加わり、後遺症として内反変形を残すことがあります。
解説
リトルリーガー肩は、投球動作の反復により上腕骨近位骨端線に障害が起こる状態です。
成長期では骨端線が力学的に弱いため、投球の回旋ストレスや牽引力で骨端線離開や骨端線障害が生じます。
症状として、投球時痛、肩周囲痛、可動域制限、圧痛などがみられます。障害が進行したり治療が不十分だったりすると、成長障害により内反変形を残すことがあります。
サルカス徴候は肩関節不安定性の評価で重要です。ソルター・ハリス分類では、リトルリーガー肩はⅠ型の骨端線離開として扱われることが多く、Ⅱ型ではありません。
スポーツ外傷での注意点
成長期の投球痛では、筋腱だけでなく骨端線障害を考えます。投球制限、フォーム確認、肩甲帯・体幹機能の改善が重要です。
選択肢の確認
1.大結節部に圧痛がある。
誤り。
リトルリーガー肩では上腕骨近位骨端線周囲の障害が中心です。大結節部圧痛を代表所見として選ぶのは不適切です。
2.サルカス徴候が陽性となる。
誤り。
サルカス徴候は肩関節下方不安定性をみる所見です。リトルリーガー肩の代表的所見ではありません。
3.ソルター・ハリスのⅡ型である。
誤り。
リトルリーガー肩は上腕骨近位骨端線障害で、Ⅰ型の骨端線離開として扱われることが多いです。Ⅱ型とする記述は不適切です。
4.内反変形を残すことがある。
正しい。
上腕骨近位骨端線の障害が成長に影響すると、内反変形を残すことがあります。成長期特有の後遺症として重要です。
覚えるポイント
- リトルリーガー肩は成長期の投球障害。
- 上腕骨近位骨端線障害が本態。
- ソルター・ハリスⅠ型として整理することが多い。
- 後遺症として内反変形を残すことがある。