34PM95第34回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷投球・肩肘障害

ベネット(Bennett)損傷で誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、投球障害としてのベネット損傷の部位と症状が問われています。

「誤っているのはどれか」なので、正答選択肢は記述として誤っているものです。

解説

ベネット損傷は、投球動作を繰り返す選手でみられる肩後方部の障害です。肩関節後下方、特に関節窩後下方部の骨棘形成や関節包・腱付着部への牽引ストレスが関係します。

投球時の外転外旋位やフォロースルー期で疼痛、脱力感、投球能力低下を訴えることがあります。また、投球選手では肩関節後方組織のタイトネスにより、肩関節内旋可動域が減少することがあります。

選択肢2のように、関節窩上方の骨棘形成によって発症するという記述は適切ではありません。ベネット損傷は関節窩後下方部を中心に考えます。

ひっかけポイント
ベネット損傷は母指のベネット骨折とは別です。投球肩のベネット損傷では、肩関節窩の後下方部を意識します。

選択肢の確認

1.投球動作のフォロースルー期に脱力感が強くなる。
記述としては正しい。
ベネット損傷では、投球動作の後半であるフォロースルー期に疼痛や脱力感を訴えることがあります。投球障害として重要な症状です。

2.肩関節関節窩上方の骨棘形成によって発症する。
正答。記述としては誤り。
ベネット損傷では、肩関節関節窩の上方ではなく、主に後下方部の骨棘形成や牽引ストレスが関係します。部位が誤っています。

3.肩関節外転外旋強制で疼痛を訴える。
記述としては正しい。
投球時のコッキング期に相当する外転外旋位では、肩後方部にストレスが加わり疼痛を訴えることがあります。

4.肩関節内旋可動域が減少する。
記述としては正しい。
投球選手では肩後方組織のタイトネスにより、肩関節内旋可動域が減少することがあります。投球障害の評価で重要です。

覚えるポイント

  • ベネット損傷は投球肩でみられる肩後方部の障害。
  • 関係する部位は肩関節窩後下方
  • 外転外旋位やフォロースルー期の疼痛・脱力感に注意する。
  • 投球肩では肩関節内旋可動域の減少も確認する。

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