33AM19第33回 柔道整復師国家試験 過去問

柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘肩関節烏口下脱臼

肩関節烏口下脱臼と受傷時の外観が類似するのはどれか。

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正解: 2

正答

2.肩甲骨頸部骨折

この問題のポイント

肩関節烏口下脱臼では、上腕骨頭が烏口突起下方へ移動し、肩の外観が変化します。

典型的には、肩峰が突出し、三角筋部の丸みが失われ、肩関節部が平坦にみえることがあります。

このような受傷時の外観と類似しやすいのが、肩甲骨頸部骨折です。

解説

肩関節烏口下脱臼は、肩関節前方脱臼の代表的な型です。

上腕骨頭が関節窩から前内方へ逸脱し、烏口突起下に位置します。

そのため、肩峰が目立ち、肩の丸みが失われる、上肢を軽度外転位で保持する、弾発性固定がみられるなどの所見が出ます。

肩甲骨頸部骨折では、肩甲骨関節窩を含む外側部が上肢の重みなどで下方へ偏位し、肩関節脱臼に似た外観を呈することがあります。

そのため、肩関節烏口下脱臼と受傷時の外観が類似する損傷として、肩甲骨頸部骨折を覚えておく必要があります。

選択肢の確認

1.肩峰骨折
誤り。
肩峰骨折では肩峰部の限局した疼痛や腫脹が中心で、肩関節烏口下脱臼の典型的な外観と強く類似するとはいえません。

2.肩甲骨頸部骨折
正しい。
肩甲骨頸部骨折では、肩関節部の外観が肩関節脱臼に似ることがあります。肩関節烏口下脱臼との鑑別が重要です。

3.鎖骨遠位端骨折
誤り。
鎖骨遠位端骨折では、鎖骨外側部の疼痛、腫脹、変形が中心です。肩関節烏口下脱臼のような肩関節部の脱臼外観とは異なります。

4.上腕骨小結節骨折
誤り。
上腕骨小結節骨折では肩前方の疼痛や運動制限が問題になりますが、烏口下脱臼の受傷時外観と類似しやすい代表ではありません。

覚えるポイント

  • 肩関節烏口下脱臼は肩関節前方脱臼の代表。
  • 肩峰突出、三角筋膨隆消失、肩関節部の平坦化をみる。
  • 外観が類似しやすいのは肩甲骨頸部骨折
  • 脱臼に見えても骨折が隠れていることがあるため鑑別が重要。

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