33AM31|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学軟部組織損傷膝靱帯・半月板
膝関節90度屈曲位から下腿内旋、膝関節外反のストレスをかけながら膝関節を伸展させて、膝関節15~30度付近で脛骨の前方への亜脱臼を確認するのはどれか。
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正解: 4
正答
4.Nテスト
この問題のポイント
設問では、膝関節90度屈曲位から、下腿内旋と膝外反ストレスを加えながら膝を伸展させ、15〜30度付近で脛骨の前方亜脱臼を確認しています。
これは、前十字靱帯損傷を評価するNテストの説明です。
解説
前十字靱帯は、脛骨が大腿骨に対して前方へ移動するのを制動します。
ACLが損傷していると、膝に回旋や外反ストレスを加えた際に、脛骨外側顆が前方へ亜脱臼するような不安定性がみられます。
Nテストでは、膝関節90度屈曲位から、下腿内旋、膝外反ストレスを加えながら膝を伸展していきます。
膝関節15〜30度付近で脛骨が前方へ亜脱臼する所見を確認します。
ピボットシフトテストもACL損傷で重要な検査ですが、一般に膝伸展位から屈曲させる過程で、亜脱臼していた脛骨が整復される現象をみます。設問の手順とは異なります。
したがって、該当する検査はNテストです。
選択肢の確認
1.ピボットシフトテスト
誤り。
ACL損傷の検査ですが、主に膝伸展位から屈曲していく過程で脛骨の亜脱臼・整復現象を確認します。設問の手順とは異なります。
2.ラックマンテスト
誤り。
膝軽度屈曲位で脛骨を前方へ引き出し、ACL損傷による前方動揺性を確認する検査です。
3.ブラガードテスト
誤り。
膝関節半月板損傷などの評価で用いられる検査・徴候であり、設問のACL不安定性検査ではありません。
4.Nテスト
正しい。
膝90度屈曲位から下腿内旋、膝外反ストレスを加えて伸展し、15〜30度付近で脛骨の前方亜脱臼を確認します。
覚えるポイント
- NテストはACL損傷の回旋不安定性をみる検査。
- 膝90度屈曲位から伸展していく。
- 下腿内旋、膝外反ストレスを加える。
- 15〜30度付近で脛骨の前方亜脱臼を確認する。
- ラックマンテストは前方引き出し、ピボットシフトは亜脱臼・整復現象をみる。