33AM4|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論鎖骨骨折
定型的鎖骨骨折の坐位整復法で第1助手が行う肩部の牽引方向はどれか。
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正解: 3
正答
3.後外方
この問題のポイント
定型的鎖骨骨折では、肩部が前内下方へ転位しやすくなります。
坐位整復法では、肩甲帯を後方へ引き、短縮や前方転位を矯正するため、第1助手は肩部を後外方へ牽引します。
解説
定型的鎖骨骨折では、近位骨片は胸鎖乳突筋などにより上方へ、遠位骨片は上肢の重みや筋の作用により下方・内方・前方へ転位しやすくなります。
そのため、整復では肩を後ろへ引き、さらに外方へ牽引して、短縮した鎖骨を伸ばし、肩甲骨を内転させることが重要です。
坐位整復法で第1助手が肩部を後外方へ牽引することで、遠位骨片の内方転位や前方転位を矯正しやすくなります。
したがって、第1助手が行う肩部の牽引方向は後外方です。
選択肢の確認
1.前上方
誤り。
前方へ牽引すると、遠位骨片の前方転位を助長する可能性があります。整復方向として不適切です。
2.上内方
誤り。
内方への牽引は鎖骨の短縮を強める方向であり、整復には適しません。
3.後外方
正しい。
肩部を後外方へ牽引することで、肩甲帯を後退・外方へ誘導し、鎖骨の短縮や前方転位を矯正します。
4.後下方
誤り。
後方への要素はありますが、下方へ引くと肩部の下垂を助長し、遠位骨片の下方転位を改善しにくくなります。
覚えるポイント
- 定型的鎖骨骨折では肩部が前内下方へ転位しやすい。
- 坐位整復法の第1助手は肩部を後外方へ牽引する。
- 肩甲骨を内転させ、鎖骨の短縮を矯正するイメージで覚える。