34AM5|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論鎖骨骨折
定型的鎖骨骨折の転位の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、定型的鎖骨骨折における骨片転位を理解しているかが問われています。
鎖骨骨折では、筋の牽引と上肢の重みを考えると転位方向を整理できます。
定型的鎖骨骨折では、近位骨片は上方へ転位し、遠位骨片は上肢の重みにより下方・内方へ移動して短縮転位をきたしやすくなります。
解説
鎖骨骨折は、介達外力や直達外力で生じます。特に中外3分の1境界部付近に発生しやすい外傷です。
近位骨片は、胸鎖乳突筋の牽引により上方へ引かれます。
遠位骨片は、上肢の重さや大胸筋などの影響を受け、下方・内方へ移動し、結果として短縮転位がみられます。
ひっかけポイント
骨折各論では、近位骨片と遠位骨片の転位方向を取り違えやすいです。鎖骨骨折では、近位骨片は胸鎖乳突筋、遠位骨片は上肢の重みを考えます。
選択肢の確認
1.近位骨片は上方-遠位骨片は短縮
正しい。
定型的鎖骨骨折では、近位骨片は胸鎖乳突筋に引かれて上方へ転位します。遠位骨片は上肢の重みにより下方・内方へ移動し、短縮転位を起こします。
2.近位骨片は上方-遠位骨片は後方
誤り。
近位骨片が上方へ転位する点は正しいですが、遠位骨片の代表的な転位は後方ではなく、短縮転位として整理します。
3.近位骨片は前方-遠位骨片は短縮
誤り。
遠位骨片の短縮転位は正しいですが、近位骨片は前方ではなく、胸鎖乳突筋の牽引により上方へ転位します。
4.近位骨片は前方-遠位骨片は後方
誤り。
近位骨片は前方ではなく上方へ転位します。また、遠位骨片の代表的な転位は後方ではなく短縮転位です。
覚えるポイント
- 定型的鎖骨骨折では、近位骨片は上方へ転位します。
- 遠位骨片は上肢の重みにより下方・内方へ移動し、短縮転位をきたします。
- 近位骨片は胸鎖乳突筋の牽引を考えると理解しやすいです。
- 鎖骨骨折は、骨片転位、外観、固定法をセットで覚えます。