34AM6|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論鎖骨骨折
定型的鎖骨骨折で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、定型的鎖骨骨折の固定期間と後療法を理解しているかが問われています。
鎖骨骨折では、骨片転位を防ぎながら安静を保つために、鎖骨バンドや8字帯、リング固定などを用います。
定型的鎖骨骨折のリング固定期間は、一般に約4週を目安にします。
解説
鎖骨骨折の固定では、肩甲帯を後上方へ保持し、骨片の短縮転位を防ぐことが重要です。
固定期間中に肩関節を大きく動かすと、骨片転位や疼痛の増悪につながるおそれがあります。
後療法は、骨癒合の状態や疼痛を確認しながら段階的に行います。
仮骨形成は、骨折後かなり遅れて初めて起こるものではなく、治癒過程の早い段階から進みます。したがって「約10週で仮骨形成がみられる」という表現は不適切です。
施術現場での注意点
固定中は、固定が緩んでいないか、皮膚圧迫がないか、疼痛やしびれが増悪していないかを確認します。鎖骨部だけでなく、上肢全体の状態を見ることが大切です。
選択肢の確認
1.リング固定期間は4週とする。
正しい。
定型的鎖骨骨折では、リング固定の期間は約4週を目安にします。年齢、転位の程度、疼痛、骨癒合の状態により調整します。
2.固定期間中は肩関節可動域訓練を積極的に行う。
誤り。
固定期間中に肩関節を積極的に動かすと、骨片の転位や疼痛の増悪につながる可能性があります。後療法は、固定の目的を妨げない範囲で段階的に行います。
3.約10週で仮骨形成がみられる。
誤り。
仮骨形成は骨折治癒過程で比較的早期から進みます。約10週で初めて仮骨形成がみられるという理解は不適切です。
4.12週で全ての固定を除去する。
誤り。
定型的鎖骨骨折で全ての固定を12週まで続けるというのは一般的な目安として長すぎます。固定除去は骨癒合や症状を確認しながら判断します。
覚えるポイント
- 定型的鎖骨骨折のリング固定期間は、一般に約4週です。
- 固定中は、肩関節を無理に動かしすぎないようにします。
- 後療法は、疼痛と骨癒合の状態を確認しながら段階的に進めます。
- 鎖骨骨折では、固定法、固定期間、皮膚圧迫、神経血管症状をセットで確認します。