33AM3|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論鎖骨骨折
定型的鎖骨骨折で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.肩関節運動で疼痛が強くなる。
この問題のポイント
定型的鎖骨骨折では、肩関節や肩甲帯の動きによって鎖骨部に力が加わるため、肩関節運動で疼痛が増強します。
鎖骨は肩甲帯と体幹をつなぐ支柱のような役割をもつため、肩を動かすと骨折部に負荷がかかります。
解説
定型的鎖骨骨折は、鎖骨中央部から中外3分の1付近に多く発生します。
発生機転としては、転倒して肩や手をついたときなどの介達外力が多く、直達外力だけが主因ではありません。
骨折後は、胸鎖乳突筋や上肢の重みなどの影響で転位を生じやすく、肩が下がったようにみえることもあります。
また、骨折部周囲には腫脹、圧痛、限局性疼痛、皮下出血斑、変形などがみられることがあります。
肩関節を動かすと鎖骨も連動して動くため、骨折部にストレスが加わり疼痛が強くなります。
したがって、正しいのは肩関節運動で疼痛が強くなるです。
選択肢の確認
1.転位は軽度なことが多い。
誤り。
定型的鎖骨骨折では、筋の牽引や上肢の重みにより転位を生じやすいです。転位が軽度とは限りません。
2.皮下出血斑は生じにくい
誤り。
鎖骨は皮下に触れやすい骨であり、骨折部周囲に腫脹や皮下出血斑を認めることがあります。
3.直達外力による発生が多い。
誤り。
肩や手をついて転倒した際の介達外力で発生することが多いです。直達外力でも起こりますが、定型的鎖骨骨折の説明としては不適切です。
4.肩関節運動で疼痛が強くなる。
正しい。
肩関節運動により鎖骨・肩甲帯が動き、骨折部に負荷が加わるため疼痛が増強します。
覚えるポイント
- 定型的鎖骨骨折は鎖骨中央部から中外3分の1付近に多い。
- 転倒時の介達外力で発生しやすい。
- 肩関節運動で骨折部痛が強くなる。
- 皮下出血斑や変形、限局性圧痛を確認する。